2009年10月アーカイブ
まだ審査に通りません...。ヤキモキ。
武将さんのご紹介もあと4人となってしまいました。
やはりお次は直江兼続さんでしょうか。
まさに今年の顔、2009年の天下を取ったのは、兼継さんといえるでしょう。
でも、大河ドラマ「天地人」を見るまで、名前を聞いたことなかった、という人も多いのでは。
印象的な「愛」の文字を前立てにあしらった兜は、かなりインパクトがありました。
友情や義を重んじ、生涯側室を持たずに妻を大切にした、というところが今の時代の人々に受け入れやすかったのでしょうか。予想を上回る人気だったんじゃないかなあ。
最近は戦国武将グッズも人気ですね!
この「戦国でQ」の制作のため、私たちもこの夏、今話題の、都内の戦国関係店ツアーに行ってきました。
面白かったのは、神田小川町にある戦国専門書店「時代屋」。
ここは書籍だけでなく、グッズ類もたくさん販売しているほか、茶店などもあります。
刀や手裏剣などを展示してあるコーナーもあって、普通の本屋さんとはひと味違う雰囲気。
「ミニブシ」というオリジナルのキャラクター達がいたり、楽しくてついつい長居をして
しまいます。
夏休みには、京都の「戦国魂」が新宿の小田急ハルク内に出店していたので、そこにも行きました。9月には代官山に正式オープンしたようなので、そのうち行ってみたいと思います。
このお店で扱っている製品が皆センスがよく、いかにも武将グッズに見えない、斬新な
デザインが素敵です。
iPhoneには携帯ストラップがつけられないのがちょっとつまらないのですが、
もうじき終わる「天地人」の記念に、旗指物タオルでも買おうかなぁ、それとも大風呂敷にしようか...などと考えています。
そろそろ審査が通るころかなあ、と制作室の皆は、このところそわそわ。
リリースされたらこれをしよう、あれをしよう、と準備は万端です。
そして実を言うと、更に次のタイトルの準備も着々と進行しております。
時々、気分転換に目黒通りの「逆さケチャップファミリー」探しの旅に出かけたりしています。特にGEOGRAFICAの1000本ディスプレイは圧巻です!
お店まわりをしていると、ショップの方たちが、スタンプ集めのコツをアドバイスしてくれたり、激励してくれたり...そんなやりとりも楽しいものです。
結構集まったので、今週中に応募するぞ!ハインツ製品当たるといいなあ。。
さてさて、ケチャップといえば赤。赤と言えば真田幸村さんですね!(かなりこじつけ)
鎧兜から旗指物、陣羽織、武具に至るまで全て赤で揃えた軍団「赤備え」を率いて勇敢に戦ったことで有名です。軍団がみんなでおそろいの赤を身につけて一斉に攻めて来たら、確かにかなり迫力がありそうです。
戦いの装備としては、赤のほかにも、黄色のおそろいとか黒のおそろい、そして「五色揃え」というのもあったそうで、今で言うコーポレートカラーのようなものですね。CIのハシリとでも言うべきでしょうか。
色による視覚心理をきっちり捉えて軍団をデザインしていたのは、すごいことだと思います。
大名家は、戦闘に参加する武士達に、ユニフォームのように色モノの装備を一式配っていたのでしょうか。勝負を賭けた戦いのためとはいえ、お金もかかるし、大変なことです...。
それは学芸会のように、「なんでもいいから赤いものを着てくるように」と言われ、慌ててありあわせのシャツやトレーナーなどで間に合わせるのとはワケが違う。
学芸会だったら「赤いものって家にはこれしかなかったんで...」と言って、お姉さんから借りた、赤いロゴ入りのサーモンピンクのTシャツを着て来て浮いてしまう、なんていう子が一人くらい、いたりするものですが、武士の軍団にはそんな隙は許されないですからね。
しかし、いくら格好良い装備でも、命懸けのおそろい、というのはやっぱり辛いです。サーモンピンクのTシャツでもどうにかなってしまう、ゆるい時代に生きていてよかったなあ、とつくづく思います。
久しぶりに恵比寿の有隣堂に行ったら、戦国時代の本が増えたように思いました。
オーソドックスなものに加えて、歴女を意識したと思われる、軽めタッチのものがいろいろ。
Brutus Casaも「日本建築美術・デザインの基礎知識」の3がいよいよ戦国デザイン編。
早速入手しました。
Penでも9/1号では戦国武将を扱っていたし、デザイン系の雑誌でも、戦国デザインは
トレンドなのでしょうか。
Casaのおしゃれ武将グランプリ、誰だろうと期待していたのですが、結果はやっぱり
伊達政宗さんでしたね。準グランプリ以降は、誌面を見ましょう。
さて、今日の武将さんは、長宗我部元親さん。
今ひとつ地味な存在かと思いきや、最近は「戦国BASARA」の影響で「アニキ」と呼ばれる
人気者なのですね。
学生時代、友人の友人に「長宗我部さん」という人がいたので(確か元親さんの末裔だった)何となく印象に残っていたのですが、ゲームの世界でこんな風に人気があるとは知らなかった!
そういえば、先日の朝日新聞で、「お殿様はいま」というテーマで殿様の末裔の人々の特集をシリーズで掲載していて、面白く読んでいました。
今でも地元では根強く殿様一族としての扱いを受けている人、資料館や文化財などを守っている人、サラリーマンになっている人など、まさにいろいろ。
人は誰でも、生まれてくる家や時代を選ぶことはできないから、物心ついてから自分のおかれた境遇を知ることになるわけですが、どんな境遇にあったとしても、それを受け止めることから全てが始まるのですよね。
長宗我部元親さんの幼少の頃の逸話には、「あーあ、僕、武士
の家に生まれちゃったよ〜。こまったなぁ。」と困惑しているような様子がうかがえます。
しかし、彼には、戸惑いながらも自分の立場を受け止めて、しっかり役割を果たす素質があったからこそ、歴史に名を残す人物になれたのでしょう。
そんな元親さん、「アニキ」と呼ばれることについては、果たしてどう思っているのでしょうか?
「戦国でQ」の動画がYouTubeにアップされました!
武将コースの紹介のほか、全体の流れがわかるようになっていますので、ぜひご覧ください。
今度はゴールド&えんじ色のシックな画面デザインです。
家紋や旧国名当てなど、図版入りのクイズも楽しいですよ。
AppGYROも「戦国でQ」の紹介ページを追加して更新しました。
詳しい説明等も書いてありますので、どうぞご覧くださいね〜!
史料にはあまり出てこないけれど、なぜか人気のある前田慶次さん。本名は利益。
やはりマンガ「花の慶次」の影響が大きいのでしょうか。
断片的な情報しかないのだけれど、どれもが彼の独創性を感じさせる奇想天外な話ばかり。
彼が、単なる変わり者として、追放されたり封印されたりしなかったのは、知性の裏付けや
周囲を納得させるカリスマ性があったのでしょう。
今の時代なら、広告業界に名を馳せるクリエイティブディレクターにでもなっていたのではないかと思わせます。
しかし、よくよく年表を見ると、悪戯をして周囲を驚かせたり困らせていた、という逸話が実は50歳を過ぎてからのものだったりして、ちょっと変。
生年も、もう一つ定かでないようで、逸話ばかりが一人歩きしてしまっていたり、大袈裟に形を変えて伝わったりしているのかもしれませんね。
世界の中には、いろいろな歴史上の人物がいて、世界各国に名を知られる偉人、学者、文化人、王族...たくさんの有名人がいます。
中でも、日本の戦国時代は層が厚く、天下をとった人のみならず、敵や味方やその家族など、皆がヒーロー、ヒロインになれそうなドラマを持っていると思います。
生きている間は天下が取れなくても、もしかしたら、これからブレイクする可能性を秘めた人はまだまだいるんじゃないでしょうか。
いつまでたっても下剋上、死んでも戦いは終わらない。
だから色あせることなく今でも彼らはキラキラ輝き続けていられるのだと思います。
今日は「戦国でQ」のビデオ撮影を行いました。
現在編集していますので、近々アップできると思います。
引き続き、ブログでは毎日一人ずつ、「戦国でQ」に登場する武将さんをご紹介していきます。
今日はいよいよ織田信長さんの登場です!
「織田信長」というと、たいていの日本人は、ある顔のイメージが浮かぶと思いますが、それはこの顔↓じゃありませんか?
歴史の教科書にこの絵がよく載っているから、誰でも知っていて、頭には「織田信長はこんな顔」というイメージがインプットされているのでは。かくいう私も、織田信長は目が小さくて気の短そうな顔をしている、と思い込んでいました。
「気の短そうな」という部分は、この絵からだけではなく、ホトトギスの逸話で、信長は「鳴かぬなら殺してしまえ」と言った人だ、というイメージが強く刷り込まれているため、勝手に自分で作り上げたイメージのようです。
ところが、信長を描いた肖像画というのはたくさんあり、こんなものとか...
宣教師が描いたという、こんなものとか...
いろいろあるんですね...。様々な描かれ方を見ると、今まで積み上げて来た信長像が、ガラガラと崩れて行きます。
やはり教科書の影響はすごいんだなあ、とあらためて感心。
そして、「ほんとうはどんな顔だったんだろう?」と
素顔がますます気になります。
さて、「戦国でQ」に登場する信長さんはこんな顔です。
最近のマンガやゲームに出てくる武将さんたちは、おそろしく
イケメン揃いだったりしますが、「戦国でQ」のイラストは、
いろいろな史料をもとに、オーソドックスながら今風な表現を
めざしています。
歴史のおもしろさは、「人」と「人」の繋がりやドラマを、今の時代におきかえて思いをめぐらすことにあるんじゃないでしょうか。
あの人、職場の誰々に似てる!とか、こういうタイプの人、困るんだよね〜、とか、本人の実像とは全然ちがうかもしれないのに、わずかな情報からいろいろイメージして、自分なりの人物像をつくりあげて楽しむ。
歴史が好きな人は、想像力の豊かな人だと思うのです。
さて、今日の武将さんは石田三成さんです。
この方は、私のイメージでは長らく「関ヶ原で負けてお腹をこわした人」でした。
いや〜、申し訳なかった!三成さん。
そんな単純なイメージしか持っていなかったことが、ちょっと恥ずかしい...。
実は、知性とやさしさにあふれ、良心に従って行動した人、というのが今のイメージです。
不器用で、真面目すぎたから、残念な結果になってしまったけど、ああするしかなかったんじゃないかなぁ。(関ヶ原のことね)
優秀で真面目な日本人のサラリーマンに通じるものを感じてしまいます。
三成さんの兜は、「夜叉」や「鬼」をイメージしたという激しいデザイン。
ちょっと意外です。
ふだんは真面目でおとなしいと思った人が、ハンドルを握るとスピード狂で、高速道路で
パッシングとかしちゃって、隣に乗ったらびっくり、みたいな感じです。
まぁ、イメージのギャップも人の魅力の一つですけどね...。
今日の武将さんをご紹介します。
お次は、伊達政宗さんで〜す!!ひゅーひゅー!パチパチパチ...
兜にあしらった三日月のかっこよさ。そして斬新な水玉模様の陣羽織。
「伊達者」「伊達男」の語源になったというのにも納得!というセンスの良さにはまさに脱帽です。
この方のライフスタイルには、今の時代でも、ホレボレするような部分がたくさんありますね。
なんといっても、伊達さんの兜や鎧は、かの映画○○○○のモデルになっているほどです。
...おっといけない、口がすべりそうに!これ、「戦国でQ」の問題でした!
実物の写真はこちらをどうぞ。
具足(鎧と兜)の画像(仙台市博物館)
陣羽織の画像(仙台市博物館)
しかし甲冑のデザインはとても面白い。
甲冑図鑑などには、「ホントにこんな形のものをつけて戦場に出たのか?」と首をかしげる
ようなものがたくさん出ていて、飽きることがありません。
伊達さんの三日月兜もかなり危ない感じですが、絶対木にひっかかっただろうと思うような
長〜い兜とか、ふさふさの毛が生えているものとか、動物の耳が生えているようなもの、
おわんを伏せたようなもの...自由な発想でさまざまな工夫がこらされていて、見ていると
いろいろな妄想が浮かんできます。
もし私が戦国時代に生まれていたら、間違いなく武家お抱えの「いくさグッズデザイナー」を目指していたんじゃないかな。
でも、いい仕事ができなければ首をはねられることもあったという話ですから、デザイナーもまさに命がけですね。
お待たせしました!
ついにGYROのiPhone/iPodアプリ「でQシリーズ」の第2弾が
完成しました。
現在審査に出していますので、来週中にもリリースできると
思われます。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!
今回のテーマは、「戦国」です。
キャッチコピーは「マニアもうなる」ですが、難易度の高い
マニアックな問題という意味ではなく、思わずクスリと笑って
しまうような逸話や、心温まるエピソードなど、戦国時代を
生きる「人」に焦点を当てて問題を選びました。
今回はイラストによる12人の武将さんたちが登場します!
まずはこの方、武田信玄さん。
カラオケがうまそうな、いかついオジサマという感じです。。
この方はとてもアイデアマンで、戦いでも、食べ物でも、いろいろな工夫をしているのですね。そんなクイズがたくさん出てきます。
12人の武将はほかに誰がいるかって?
それはまだヒミツ。すこ〜しずつご紹介します!
今週中にムービーも撮影して、アップする予定ですので、今しばらくお待ちください。
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