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ピクニーニョで扱う物語は、毎回、原稿から打ち合わせ。
それをもとに絵コンテを起こし、アニメーションを作っていくのです。

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なので、絵本ミーティングと称して、
スタッフで、セリフや構成(出るキャラなど)を決めていきます。

絵本の物語自体が面白いので、
和やかに進んでいくのです!

絵本は大人も楽しめますね!

Sより
We:la TOPICS x CINEMA(p89)「気になるアプリ」コーナーにて、
弊社アプリ「ささっとマナー」、「常識でQ」が掲載、紹介されました!

雑誌:We:la【ウィーラ】1月号(浜松市エリア)
発売日:2014年12月12日発行

お近くで、We:la【ウィーラ】1月号を見かけましたら、
ぜひ、お手に取っていただければ幸いでございます♪



↓こちらの表紙が目印♪
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↓こんな感じでご紹介していただきましたーw
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掲載誠にありがとうございます!

↓We:la【ウィーラ】公式サイト

***

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そんなときは・・こちら!

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kirigami_4.jpg最近図書館で素敵な本を見つけて以来、夢中になっているものがあります。
中国の切り紙「剪紙」(せんし)です。

中国の伝統工芸の一つで、冠婚葬祭の時に窓に貼ったり、副葬品として棺に入れたり、神の宿る場所=竃などに呪術的な意味合いで貼ったり、飾りや、刺繍の型紙として使用されたりと様々に使用されてきたもののようです。
もともとは中国の農村部の家庭で女性が作るものだったようで、ハサミで紙を八角形や四角形に折って切っていきます。


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やってみるとなかなか難しくて、理想通りのラインにするのに四苦八苦。
向こうでは、簡単な図案なら下書きもなしにサクサク切っていくというのですからすごいものです。
本当は中国でしか売っていない剪紙を作る紙があるようなのですが、手に入らないので折り紙を使用。折り紙だと発色はいいのですが、八角形など沢山折ってから切る形は紙が厚すぎてハサミで切れないので、四つ折りくらいまでの形しかできません。
ハサミは先端を鋭く研いだものを使うようですが、先端が研げるタイプのハサミがないので細かい部分はカッターを使いました。
本来はハサミだけで作るのが剪紙で、小刀を使って作るタイプは刻紙(こくし)と呼ぶようです。他にも手でちぎる撒紙(さんし)というのもあり、調べてみるとこれらを合わせて剪紙と呼ぶ場合も。家庭で作られた剪紙に対して、刻紙は職人が作るものだったようです。


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図案にもいろいろ特徴があって、例えば吉祥を表すコウモリや桃、といったように、図案の持つ意味合いや組み合わせを読み解いたり、同じテーマの図案で人によってどう図案化しているか を見比べてみたりするのも楽しみの一つです。
慣れてくると、だんだんオリジナルの図案を考えて切っていくのが楽しくなります。時期も時期なので、せっかくだからとジャック・オ・ランタンも作ってみました。最早中国の切り紙から離れてただの切り紙遊びになりつつありますが、それもまたよし。


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できあがった剪紙は窓や照明の傘に貼っても奇麗ですし、障子に貼っても良さそうです。透明な塩ビ板などに貼ってコースターにしても目に楽しそう。
想像が広がる切り紙細工です。
本も、図案や切り方の解説だけでなく、手に入らない時の代替の道具やそれを使った幾通りの切る方法を丁寧に解説していますし、図案を見るだけでも楽しいオススメの一冊です。

(上河内美和著『福をよぶ中国の切り紙「剪紙」』誠文堂新光社 )



GALLOP!

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久しぶりに「一目惚れ」した本の話。

書店の洋書コーナーにひっそり並んでいたこの絵本。「GALLOP!」です。

表紙を見ると透明になっている部分は、黒と白のフィルムになっており、馬のシルエットが描かれています。
絵本の表現方法として、透明な用紙を使ったり、モアレ模様を見せたりすることは今までにも見られたもので、そう珍しいものではありません。

ところが、この本のすごいところは、ページを開いた瞬間、ページを左右に動かす動きに合わせて透明部分の絵がずれてゆき、アニメしているように見せていること。
開いた瞬間、誰もが「おぉっ!」と声を上げてしまいます。

本というのは、ページをめくって読んだり見たりするものです。人は、それをあまりにも普通の行為として、ふだん意識せずに行っています。
しかし、この本の作者は、ページをめくるときに、ページという紙がどう動くか、そして何が起こるかを、深く観察しています。そしてページを開けるという行為が「スイッチ」になり得ることを示しています。

ページを開くにつれ、馬が走り、鶏が歩き、鷲が飛び、猿が木を渡っていきます。それぞれの絵に関連性はないけれど、「次は何が動くんだろう?」という期待感で、最後までページをめくらずにはいられません。描かれている絵が美しいことも、この本の魅力を倍増しています。

こうやって文で書いても、そのすごさが伝わらないのがもどかしい。何はともあれ、ページをめくってみないことには始まりません。
さあ、とにかく実物のページを開いてみてください!



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河合隼雄「物語とふしぎ」(岩波書店)を読んでいます。

あるきっかけで、この本の引用文を読み、心を

つかまれた気がして、本を注文しました。

その一節には、このようなことが書いてありました。

ーーーーー

子供が、せみの鳴き声を聞いて、お母さんに、
せみが何故鳴いているのかをたずねる。

お母さんは、答えを言わずに、「なぜでしょうね」と逆に問いかける。

すると、子供は、「せみはお母さん、お母さんと呼んでいるんだね」と言って、
自分の答えに満足する。

これは、科学的には正しい答えではないかもしれないけれど、
子供が自分なりに見つけた「納得のいく答え」であり、そこには、物語が生まれている。

ーーーーー

人がふしぎに思う気持ち、疑問をもったときに、この現象を説明する方法に、

「自然科学」があります。

近代の人は、この、自然科学によって世界を見ることに心をつくしてきたけれど、

この方法は、ややもすると、人の心の中のことや、人と世界のかかわりを無視する

ことになる、と筆者は述べています。



確かに、自然科学によって人の疑問に答えることは、とても魅力的なことですが、

世の中の現象には、いろいろな側面があり、1+1=2 とばかりはいかないことも

たくさんあります。

人は、何かを理解するとき、気づかぬうちに、客観的な事実と、その人ならではの

イメージや「物語」をまぜあわせているのかもしれません。

子供のうちに、客観的な知識を吸収することも大切だけど、自分のなかで

「物語」を組み立てていくことができるようになることも、同じように大切なこと

なのだと思います。

それが、想像力や創造力につながっていくに違いありません。




おそらく、このことは、以前からもやもやと私自身の中で感じていたことなのですが

そのもやもやを、この本でスパッと「こういうことでしょ?」と、竹を割ったように

見事に指摘された感じがします。このスッキリ感は、そうしょっちゅうあるものでは

ありません。



本の続きを、まだまだ読んでいきます。


今日はデザイン演習の授業でした。

いつも演習の授業では、「その人にしかできない表現」を何とかして引き出したいと思っていろいろアドバイスします。

対象を徹底的に観察すること、使う人の声をよく聞くこと、自分も使う側の立場にたつこと、これらはデザインをするときの原点ともいえるもので、まず現状をよく知って分析することはとても大切です。
この現状分析は、ある程度訓練を積めば、誰でもできますが、そこから表現に結びつけていく部分がとても難しい。

もちろん、表面的にしか分析できていなければ、対象を深く理解していないので、表現も伴わない場合が多いのですが、仮によく分析できていたとしても、手にした情報を自分のなかで反芻し、形にうまく結びつけられるとは限りません。おそらく、何かきっかけになるようなことが必要なのだと思うのです。いったい人は、どんなきっかけで発想するのだろうか、ということがいつも気になっています。

「佐藤可士和の超整理術」(日本経済新聞出版社)には、現状分析からクリエイティブに至るまでのステップが、本のタイトル通り、秩序立てて書かれていますが、ここでは、情報の整理から表現に転換するときのキーワードとして「視点を持つ」というキーワードが書かれています。
確かに、自分なりの独自のものの見方ができて初めて、唯一無二の提案となる...ということを説明するのに、「視点を持つ」というのは、とてもわかりやすい言い方ですね。

とはいえ、その「視点」は、やはり簡単に手に入れられるものではなく、日ごろから感性を研ぎ澄まし、深く考える訓練をすることがベースになると思います。

授業でも、よい作品に出会うことができるように、試行錯誤の日々は続きます。


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