GYROのイラスト素材集「かたちライブラリー」の新作
「アジアの哺乳類」がもうじき発売になります。
「かたちライブラリー」には、ネコ科の動物のイラストがたくさん収録されていますが、前から気になっていたのが、ネコ科の動物の耳の裏のこと。
今まで何となく見ていたときには全然気づかなかったのだけど、
ライオンやトラの耳の裏には、黒い模様があるのです。
模様といっても、1本の太い線のような感じ。
トラは体が元々シマシマなので、耳の裏に模様があっても不思議はないのですが、単色のライオンの耳にも同じような模様があるのはなぜ?
というわけで、あちこち調べてみたら、ようやく見つけました!
この模様のこと「虎耳斑」というそうです。
なぜこんな模様がついているかというと、
・目のように見せかけて、背後からの敵を威嚇するため
という説と
・薮などでも、子供たちが後からついてくるときの目印になるから
という説があるそうです。野生のネコ科の動物にはかなりこの模様がついている確率が高く、イエネコと見分けるのに役立つ...とのこと。ヤマネコなんかは、模様のない野良のイエネコをみて、「オレは野生だ!」なんて、ちょっと得意になったりするんでしょうか。
写真がよいものがないので、今度ぜひ真後ろから「目のように見える」アングルでの撮影にトライしたいと思いますが、左の写真にも、少し模様が見えると思います。
この模様、進化の過程で、自然にできたんでしょうけれど、野生にだけついているなんて、とても不思議です。
雄ライオンはたてがみで耳が隠れているはずだけど、どうなっているのかな?
サファリパークに行って観察してこなくっちゃ。
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