「アニキ」でいいのか?長宗我部元親

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久しぶりに恵比寿の有隣堂に行ったら、戦国時代の本が増えたように思いました。
オーソドックスなものに加えて、歴女を意識したと思われる、軽めタッチのものがいろいろ。

Brutus Casaも「日本建築美術・デザインの基礎知識」の3がいよいよ戦国デザイン編。
早速入手しました。

Penでも9/1号では戦国武将を扱っていたし、デザイン系の雑誌でも、戦国デザインは
トレンドなのでしょうか。

Casaのおしゃれ武将グランプリ、誰だろうと期待していたのですが、結果はやっぱり
伊達政宗さんでしたね。準グランプリ以降は、誌面を見ましょう。

さて、今日の武将さんは、長宗我部元親さん。

今ひとつ地味な存在かと思いきや、最近は「戦国BASARA」の影響で「アニキ」と呼ばれる
人気者なのですね。

学生時代、友人の友人に「長宗我部さん」という人がいたので(確か元親さんの末裔だった)何となく印象に残っていたのですが、ゲームの世界でこんな風に人気があるとは知らなかった!

そういえば、先日の朝日新聞で、「お殿様はいま」というテーマで殿様の末裔の人々の特集をシリーズで掲載していて、面白く読んでいました。
今でも地元では根強く殿様一族としての扱いを受けている人、資料館や文化財などを守っている人、サラリーマンになっている人など、まさにいろいろ。

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人は誰でも、生まれてくる家や時代を選ぶことはできないから、物心ついてから自分のおかれた境遇を知ることになるわけですが、どんな境遇にあったとしても、それを受け止めることから全てが始まるのですよね。

長宗我部元親さんの幼少の頃の逸話には、「あーあ、僕、武士
の家に生まれちゃったよ〜。こまったなぁ。」と困惑しているような様子がうかがえます。
しかし、彼には、戸惑いながらも自分の立場を受け止めて、しっかり役割を果たす素質があったからこそ、歴史に名を残す人物になれたのでしょう。

そんな元親さん、「アニキ」と呼ばれることについては、果たしてどう思っているのでしょうか?

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