Adobe MAX 2日目 by muraki

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2日目で一番印象に残ったのは、Flashと外部デバイスを使ってアレを作りました。というセッション。
 FlashのAS3と、外部デバイスを使って、3つのデモがありました。
1つ目は、Flashを使って姿勢をよくするツール。え?どうやって?と思っていたら、白いクッションに座って、姿勢が悪くなると、ブーブークッションのようにオナラの音が鳴るのです。
 その仕組みは...中身がwiiのバランスボードを使用したもので、重心が偏ると音が鳴るようにしているのだとか。

2つ目は、ラジコンを動かす息子の脳内の再現、という、ラジコンの動きと連動したFlashアニメ。
コクピットに乗り込む正義の味方になりきってラジコンを操縦している息子を見た開発者の方が、脳内をFlashで再現してみよう、とされたのがきっかけとか。センサーを装着した(なんとゴムでくくりつけているという手作り感いっぱいな)ラジコンを動かして凹凸に当たると、Flashアニメの正義のキャラ達が、がくがく揺れるコクピットで「もうだめだ!」とか、「がんばって!」などの台詞を言うちょっと微笑ましいものでした。

3つ目は、巨大なアクリルパネルを使った自作タッチパネルの作成。
プロジェクターでアクリルパネルにつけたトレーシングペーパーに画像を投影するのですが、大きなタッチパネルならではの身体を大きく動かすようなゲームなどが紹介されていました。
外部デバイスとの連動というのは様々に面白いものが出来そうなのですが、どうもAS3と電子工作の知識が必要不可欠なようで、その知識がない私としては、それができればこんなに面白いものを自分でも作れるのに...!と歯がみしてしまいました。まだまだやってみたいこととできることの差が大きすぎてちょっと悲しくなりますが、何が足りないかがわかっただけでもよい勉強になりました。


慶応大学大学院の稲蔭正彦さんによるエンタテインメントデザイン最前線というセッションでは、皆が持っているツール、携帯のムービーで動画を作る、といった、個人の参加による創造活動、というテーマと、
動かすと投影させた画像が変化する障子や、雨が降っていなくても、楽しめる傘ーチャンバラのように振ると刀の効果音が出る、といったような生活空間にちょっとしたエンタテインメント、というテーマが気になりました。
何かを何かに見立てる、というのはエンタテインメントとしていろいろ出来そうでセッションの間中、何を何に見立てたら面白いだろうかとつらつら考えてしまいました。


Flash CS4で追加された3D機能の紹介をするセッションでは興味深々。3Dのように360度回転させることはできず、3Dっぽい表現、というのがミソのようです。この機能を使って、いくつかの方法での制御の仕方を紹介していましたが、これができればちょっと角度を修正したい、とか、別のシーンでは別角度から見せたい、なんてことが簡単に出来そうな機能です。それこそパースがうまく描けない人でも楽々なツールになりそうですが、まだ少し課題がありそうな雰囲気です。


最後にはカジノまで登場してお祭りのような雰囲気で終ったAdobe MAXでしたが、新しい機能や、それらを使っての可能性が見えて、いろいろ作ってみたくなる、とてもいい刺激になりました。

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