キッズ: 2009年1月アーカイブ

年末のことになりますが、念願のCAMPのクリケットワークショップに♪★が参加しました。CAMPには、京都の大川センターが開設されて間もないころに見学に伺って以来、センター長の北川さんやスタッフの方々と何度か交流をさせていただいていますが、♪★を連れて行くのは初めてなので、とても楽しみでした。

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3時間半という時間で、機材の使い方の説明を受け、プログラミングの練習をし、初めて出会う友達とグループになって、何を作るか相談し、いろいろな素材を使ってロボットを作り、レポートを書き、発表を行います。かなり盛りだくさんな内容ですが、子供たちはどんな作品を生み出すのでしょうか。今日のテーマは、「あったらいいな、こんなロボット」です。

♪や★がどんな風にワークショップを受け止めて自分のものにするのか、子供の観点はどんなところに向くのかを知りたくて、一部始終を興味深く眺めていました。北川さんにも久しぶりにお目にかかることができたので、いろいろとお話をしながらちらちらと子供たちの様子を観察しました。

♪は6年生の背の高い男の子2人と、3人のチームになり、★は同じ学年の男の子と、2人のチームになりました。♪も★も、比較的ワークショップに慣れているとはいえ、初めて会った子とチームを組んで、果たしてちゃんとコミュニ
ケーションがとれるのでしょうか?

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親は基本的に遠巻きに見ることしか出来ないので、保護者席から見る限り、あまり会話が弾んでいるようには見えないけれど、一応素材コーナーをうろうろしてパーツを選びはじめたので、何を作るかが決まったようです。

PCにもっぱら向かう子、素材を探しては何かを組み立てる子と、不思議なことに役割分担がおのずと決まっていく様子がおもしろいです。
特にもめることもなく、分担できるというのは、あまり知らない同士だからこそ、できることなのかもしれません。
友達やきょうだいだと、甘えが出て、喧嘩が始まりそうな場面でも、よそゆき顔なら、がまんができるのですね。

時々、ファシリテーターのお兄さんやお姉さんが声をかけてアドバイスしています。おそらく、このアドバイスが重要なキーポイントになっているのでしょう。どこのチームも着々と制作をすすめていきます。

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実質的な制作時間は約1時間半。
「そろそろお片づけの時間で〜す」とお姉さんから声がかかると、みんなバタバタと仕上げ
に入り、発表の準備にとりかかります。

この後がCAMPならではの、リフレクションタイムになります。
作品のレポートを書き、チームごとに発表します。子供同士の質問タイムもあるので、これだけでも結構な時間を割いています。

♪は三人チームのメンバーといっしょに作った、「悪者撃退ロボット」の発表を行い、★は二人チームの相方といっしょに「音楽を聴かせると宿題をやってくれるロボット」の発表を行いました。

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ずっと見ていて思ったのは、まず、ワークショップとしての完成度がさすがに高いということです。長年の積み重ねがあるので、説明の方法もわかりやすく、スタートからフィニッシュまでの流れが無駄なくできています。
また、リフレクションをきちんとすることで、やりっぱなしではなく、子供たちの心にワークショップの経験をしっかり定着することができていると思いました。

ただ、少し感じたのは、このワークショップが単独で完結してしまっているので、さらなるスキルアップを目指しにくい、ということがあると思います。
もっといろいろなセンサーを使うとか、複雑なプログラムを組むとか、やろうと思えば追求できるツールなので、もっと極めたらすごいものが出来そうなのに、と欲が出て来てしまいます。

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そのあたりを北川さんにお聞きしたところ、前にそのようなワークショップをやってみたこともあるけれど、リピーターの子供が、さらに高度なレベルを目指すということは少ないようで、毎回同じものを作って満足する子もいるそうです。
ワークショップというものの性質を考えると、ロボットやもののしくみ、プログラムなど、子供たちがものづくりをする興味のきっかけ作りになることが大切なのかもしれません。

最後にみんなが書いたいろいろな色のいろいろな形の感想がボードに貼り出され、さようならをします。
テクノロジーとアートの融合、というと難しく聞こえるけれど、それだけではなく、人間のつながりや暖かさ、手仕事のすばらしさ、そして子供たちの集中力を改めて感じた3時間半でした。♪と★の感想は「めちゃ疲れた。でもいいのができた。またやりたい。」でした。

その日のワークショップの様子はCAMPのサイトにも詳しく載っています。


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