朝日新聞の土曜の夕刊に、「友近独壇場」という
コラムがあります。
今日の話題は、世界のナベアツ症候群について。
今やテレビで見ない日はない、「世界のナベアツ」の
ネタ、「3の倍数と3のつく数字の時だけアホになる」
「5の倍数の時、犬っぽくなる」が流行っているおかげで、小学校低学年の子供たちが
マネをするため、算数の授業が混乱気味だとか。
友近さんは、この現象を混乱と思わずに、この好奇心を教育現場で利用しなきゃと思う、
と書いています。
たとえば、社会の授業で「信長のしたことは、気短に勇ましく言う」
理科の授業では「塩酸や硫酸の劇薬の特徴は激しく恐ろしく言う」など、
イメージと表現を合わせることで、色んなことを楽しみながらゲーム感覚で覚えることが
できるし、その表現自体を子供たちに授業で発表させたら、表現力も豊かになると
思うんだけどなぁ、ということなのですが...
こういう考え方、とてもいいですね! 大好きです。
実際の教室の先生方はたいへんだと思いますが、なにかを知ったり覚えたりするときに
いろいろなきっかけがあっていいはず。
お笑いのネタをそのまま授業に使うということではなく、こういう考え方を教育に応用
することも、教える側の工夫のひとつだと思います。
正直、最初にこのネタを見たとき、「3の倍数」「5の倍数」の時、間違えずに
スラスラと他のものになれるナベアツさんはすごい!と妙に感心したものです...。
これとはちょっと異なりますが、タイでは歌で覚える勉強法を医大でとっているそうです。成果もでているとか。ちょっと聞いてみたいです、心臓学アルバム。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-32757920080715
確かに、学生時代に歌で覚えたものって意外と忘れてないものが多いです。当時はへんな歌、とか思っていましたが。楽しく覚えるっていうのは勉強のコツなのかもしれないですね。
7月26日付けの独壇場コラムの中で
「日本もきれいになったものだ。
マッカーサー来日のおり日本人はシラミ頭でクスリを撒いていた」というように書いていらっしゃいますが、それは敗戦後焼け野が原で栄養失調で洗髪も入浴もままならない状況の中での出来事です。
日本は中世の頃よりずぅーとヨーロッパなどと比較してもかなり清潔な国だったのですよ。太平洋戦争以前の時代でも物質的豊さは劣りますが、他の先進国より不潔だった事はありません。
50年代60年代というような高度成長期時代になってからの大気汚染海の汚染はおそらく今の中国並みだったでしょうね。
アメリカは今もエコロジーなんて意識はゼロに等しいですが。
過去礼賛もありえませんが
進歩したなどというところもなさそうです。