コンピュータ: 2009年2月アーカイブ

iPhone

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iPhoneがやってきてから2週間。

あまりにも今までのauの携帯と違います。

メールアドレスが変わったことを友人や知人に連絡すると、「使いやすい?」とよく聞かれるのですが、
私の正直な感想は「おもしろい。でも使いやすいとは
まだ言えない。」です。

元々、そんなに電機製品が好き、というわけでもなく、カタログを眺めて喜ぶタイプでもなかった私が、
Appleのコンピュータに出会って以来、インターフェイスデザインの分野にどっぷり漬かるとともに、毎日をMacと過ごす人生を歩んできました。

日常的にコンピュータを使うようになっても、やはり私にとっての電機製品は、仕事として客観的な目で見て分析する対象であり、「好き」とか「嫌い」というようなものにはなりませんでした。

そして、製品の使い勝手の評価は、「使いやすく、美しい」ものほど高い、という一般的な認識を肯定して過ごしてきました。
また、うすうす、「使いやすさ」というのは、「慣れ」と大いに関係するものである、とも感じていました。多少不便でも、人間はそれに慣れることができる能力が高く、柔軟に対応できることが多いものです。

iPhoneは、私にとって、使いやすいとは「まだ」言えません。
でも、使うこと自体がおもしろいのです。楽しいのです。ほんとうにおもちゃのようです。
これは道具というより、おもちゃなんじゃないかと思います。

そういえば、Macを初めて使ったときも、同じような感じを受けたことを、思い出しました。今までにない操作性だから、戸惑う。却って時間がかかる。道具としてはある意味失格です。でも、いいんです。かわいい奴だから。きれいだし、予想外の驚きを与えてくれるから、持っているだけで、何となくウキウキします。

おもちゃが道具に昇格(?)するには、多少時間がかかるかもしれません。
道具になるころには、すっかり操作も身に付いて、「慣れ」てくることでしょう。
そうして、昔のauの携帯に戻ったら、逆に違和感を感じるようになるかもしれません。
でも、「道具」になってしまったら、たぶんウキウキする気持ちは消えてしまい、
指を上下させたり、滑らしたりする操作が、普通のことになってしまうでしょう。

使いやすさって何だろう?製品の魅力って何だろう?
大切なことは何なのだろう?

iPhone初心者は、ぶつぶつ言いながら、あれこれ考えるのでした。


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