コンピュータの仕事をしていると、手書きなどしないのではないか、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
あ、でも、いきなり画面に向かってしまう人も多いようですね。あくまでも私の場合です。
企画案のスケッチ、レイアウトイメージ、絵コンテなど、必ず手書きから入ります。
私がいつも使っているのは、三菱鉛筆の「ユニ」。だいたい2Bか3Bを使います。濃くてやわらかく、しっかり書けるところが好きです。
以前はシャープペンを使うこともあったのですが、筆圧が弱いせいか、なんとなく自分にはなじまず、やはり鉛筆です。持ったとき、プラスチックや金属ではなく、木のぬくもりが手に伝わってくるほうが、疲れない気もします。
鉛筆は、ドイツのブランドとか、いろいろ試してみましたが、やはり「ユニ」に限ると思います。芯の具合も鉛筆の手触りも、主張してないけど使いやすく書きやすい。「デザインの原点」ともいえるかもしれません。
ペンは、ボールペンがあまり好きではないので、何か表現するときは、水性ペンを使います。ステッドラーの「pigment liner」が好きなのですが、限られたお店でしか売っていないので、見つけると、多めに買い置きします。
写真は古いデザインのものですが、0.05〜0.8mmまでの太さの違う線がそろっていて便利です。用途に合わせて使い分けができるので、いろいろな太さのものを並べて書きます。
最後にもう一つ、オキナの「Project Paper」。これにも長年お世話になっています。
5mmグリッドがちょうどよい。薄いブルーのグリッドの色味も好きです。
あれこれ試して、自分になじむ道具をさがすのは楽しいものです。
仕事用には、使いやすく、飽きない道具を選ぶことになりますが、意味もなく、ぶらぶらキャラクターのパーツがぶらさがった、異常に使いにくいけど、かわいいペンなんかも大好きです。
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