nae: 2008年10月アーカイブ

DSC00038.jpg
またまたハロウィンについて。

ふと、ハロウィンやクリスマスの世界観の伝わり方ってすごい、と思いました。

元々の日本文化のなかにはなかったものなので、詳しい背景は知らず、また、誰かから説明を受けたわけでもなく、情報を漠然ととらえているに過ぎない人が圧倒的に多いのに、世界観のイメージが日本人の間にきちんと伝わっています。

世界観...つまり「らしさ」が伝わるポイントはなんでしょう。

まず第一に「色」が考えられます。
基本的に「赤と緑」だとクリスマスっぽい、「オレンジと黒」だとハロウィンっぽい、という色のイメージが、人々の中でできあがっています。赤と緑を使うと、クリスマスっぽくなってしまうので、他のシチュエーションには使えないほどです。

それから、もう一つ、「特定のキャラクターがいない」ということも、世界観の共有に関係がありそうな気がします。
ハロウィンでは、オレンジ色のかぼちゃをくりぬいて顔にするという、インパクトのある演出ながら、特別な決まりがあるわけではなく、目と鼻とぎざぎざの口がついていればなんでも許されます。元々、手作りで毎回家庭でかぼちゃをくりぬいていたものなので、お菓子や玩具、印刷物に使うかぼちゃの顔も、どんなデザインでも構わない。なので、あちこちに色んな顔のかぼちゃキャラが出現します。
クリスマスも然り。サンタももみの木も雪だるまも、自由にデザインできます。
好きなようにアレンジできるし、著作権を気にする必要もありません。それでいて、季節限定のキャラクターの役割を持たせられる、便利なアイテムです。

自由に解釈し、自由にアレンジできるから、誰でもこのイベントを身近に引き寄せられる可能性を持っています。これは世界観を共有するための重要な要素のように思います。

ハロウィンもクリスマスも、ヨーロッパの昔からの文化が、アメリカでアレンジされ、日本に入ってきたものですが、誰かが徹底的にしかけを作ったものではなく、人々が自分なりに広げて行くことができたから浸透したのではないでしょうか。

Trick or Treat ?

| | トラックバック(0)
SN310219.jpg
ハロウィンの季節になると、毎年かぼちゃや魔女、コウモリや幽霊などをアレンジしたお菓子やグッズをあちこちで見かけるようになります。

本当は怖いはずのアイテムが、ユーモラスにアレンジされたパッケージが店頭に並んでいるのを見ると、日本人には本来無縁の行事と思いつつも、かわいさに惹かれて、ついつい買ってしまうのです。

これは外出の帰りに、駅の地下通路に漂う甘いクッキーの匂いに誘われて買ってしまった「ステラおばさんのクッキー」のギフトパッケージ。こういうパッケージを作るのは楽しいだろうね、などと話しながら、夕方のおやつタイムを楽しみます。

ハロウィンといえば、今やオレンジと黒、とイメージがすっかり定着していますが、ハロウィン発祥の地であるイギリスやアイルランドでは、昔はオレンジ色のかぼちゃではなく、「ターニップ」というカブをくりぬいて顔に見立てたランタンをつくっていたのだとか。(今でもカブでつくっているところもあるようです)

白い顔のランタンは、かなり怖そうです。

「おおきなかぶ」という絵本はロシアの有名なお話ですが、ヨーロッパの人にとって、かぶは大きくて重たいものなのですね。

日本でも、お盆のときに、地方によっては、茄子ときゅうりを牛と馬に見立てて、送り火や迎え火を焚くことがありますが、野菜を加工してお祭りに使うという発想は、国が違っても似ている感じがします。
それなら...ハロウィンの向こうを張って、日本オリジナル「ナス牛」「きゅうり馬」などのキャラクターを使った「お盆クッキー」なんていうのがあってもいいかも?



SN310214.jpg
目黒駅から少し歩いたところにある、ネパール料理の店「maya」でランチをしました。

目黒にはネパールやインドの料理のお店がとても多いです。
mayaと同じビルには、先日ランチをした「カトマンズ・ガングリ」があるし、その先にはインド料理「ルソイ」があります。
そのほか、「アジアンテーブル」も少し先にあるし、「ラクシュミー」もあります。(まだ未開拓のお店がたくさん!)

なぜ、こんなに多いのかなと思って調べてみると、「大使館があるからじゃないか?」と書かれているブログあり。
でも、インド大使館は麹町、ネパール大使館は自由が丘にあり、目黒駅の近くではありません。学校や会社があったりするのかもしれないけれど、理由がよくわからない。

素人考えでは、近くに同じカテゴリーのお店があると、競争相手ができてつぶしあうのではないかと思ってしまうけど、きっと、逆なのでしょうね。あるカテゴリーの好みの人が集まってくるので、次はこっちにも行って見よう、じゃあまた今度はもう一度ここにも...となって、活気が生まれるのかもしれません。

そういえば、目黒通りは最近インテリアショップばかり。これも同じように、インテリア好きの人が集まってきて、次々にできる新しいお店を訪ねていくことが、街全体のイメージにつながっていくようです。その中で、どうやって個性を出すか、それぞれのお店はたいへんだと思いますが、唐突に全く違うタイプのお店を出すよりは、相乗効果で自然にターゲットユーザーを引き寄せられる利点がありそうです。

SN310216.jpg
さて、肝心のmayaのランチですが、カレーの種類の多さにびっくり!迷ってしまってなかなか決められません。豆のカレーが3種類あり、マトンやチキン、ほうれん草、卵などなど、12種類のなかから自由に選べます。一番安いAランチでも、カレーとナン(またはライス)、サラダ、ドリンク、デザートがついて¥840なので、結構お得です。
セットの組合わせもいろいろあり、辛さも選べるので、選択肢の多いことが、なんとなく楽しく、「次もまた来て、今度はあれに挑戦しよう」と思わされてしまいます。

私はダール豆のカレーを選びましたが、ふつうの辛さにしたら、それほど辛くありませんでした。豆のコクが、辛さを消しているような印象です。体によさそうな味。ナンも作り立てであつあつ。しっとりしていて、すごいボリュームがあり、全部食べきれなかったのが残念ですが、美味しかったです。
デザートのココナッツ入りヨーグルト(?)も、ラッシーも美味しかったのだけど、ちょっと気になったのがサラダのドレッシング。たぶんキューピーの市販のドレッシングだなあ、という感じの味でした。レモン汁をかけるだけ、とかでもいいから、もう少し自然な味だともっとよかったんだけど...。
でも、現地の人らしきお客さんが結構いたし、だいぶ遅い時間帯だったのですが、ほぼ店内は満席でした。

さあ、次はどこでランチしよう?
まだ未開拓のお店がいろいろあって、楽しみです。


2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

ジャイロ

App GYRO
And GYRO
GYRO Inc.
Picnino