nae: 2008年9月アーカイブ

GALLOP!

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久しぶりに「一目惚れ」した本の話。

書店の洋書コーナーにひっそり並んでいたこの絵本。「GALLOP!」です。

表紙を見ると透明になっている部分は、黒と白のフィルムになっており、馬のシルエットが描かれています。
絵本の表現方法として、透明な用紙を使ったり、モアレ模様を見せたりすることは今までにも見られたもので、そう珍しいものではありません。

ところが、この本のすごいところは、ページを開いた瞬間、ページを左右に動かす動きに合わせて透明部分の絵がずれてゆき、アニメしているように見せていること。
開いた瞬間、誰もが「おぉっ!」と声を上げてしまいます。

本というのは、ページをめくって読んだり見たりするものです。人は、それをあまりにも普通の行為として、ふだん意識せずに行っています。
しかし、この本の作者は、ページをめくるときに、ページという紙がどう動くか、そして何が起こるかを、深く観察しています。そしてページを開けるという行為が「スイッチ」になり得ることを示しています。

ページを開くにつれ、馬が走り、鶏が歩き、鷲が飛び、猿が木を渡っていきます。それぞれの絵に関連性はないけれど、「次は何が動くんだろう?」という期待感で、最後までページをめくらずにはいられません。描かれている絵が美しいことも、この本の魅力を倍増しています。

こうやって文で書いても、そのすごさが伝わらないのがもどかしい。何はともあれ、ページをめくってみないことには始まりません。
さあ、とにかく実物のページを開いてみてください!

昨日の朝のこと。
♪★が通う小学校で、「9月13日のお昼の12:30にマグニチュード9.0の大地震が起きる」
という噂が流れたという話を二人がしていました。
「●●ったら、その話を聞いてこわがってるんだよー」
「そんなのウソだよね!」
「先生も、心配しないでいいって言ってたよ」
と、最初は笑いながら話していたのですが、
「ねえ、どのくらいの確率で起きるのかなあ?」と私に聞くので、
「さあ、いつだって絶対起こらないとは言えないから、0%ではないでしょうね」
と答えました。

そのまましばらく別の話題に飛び、その話は終わりになったのかと思っていたら...
二人が急に
「もしかして大地震が起きたらどうすればいいのかなあ」
と心配そうに言い始めました。
「やっぱり机の下に隠れたほうがいいと思うけど、本当に大きな地震が来たら、家の中が
ぐちゃぐちゃになるかもしれないから、大事なものはまとめておいたほうがいいかもね」
と言うと、
「よし!逃げるときの荷物をまとめよう!」
と、にわかに本気になり、二人でリュックに荷造りを始めました。

大事なものって、何をリュックに入れるんだろう?と見ていると...
まずDS、お誕生日にもらったばかりのカメラ、それらの充電器(笑)、そしてお財布。
5年生になると、まず金目のものを入れるのね...と思っていると、
次に来たのはぬいぐるみ。
大きなサメのぬいぐるみを無理矢理つめようとしているので、
「それは大きすぎて入らないんじゃない?」というと、
「わかった。じゃあこれは手で持って行こう。」...(うっ)
ポケモンや動物、自分でフェルトで作ったぬいぐるみなど、小さなものを5点ほど入れ、
「そうだ、筆記用具もいるな」と筆箱を入れ、
「ひまなときもあるかもしれないから、トランプも持って行こう」
「じゃあ、UNOも。」...(おいおい、旅行に行くんじゃないんだぞ!)

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ふだん使っているもので、リュックに入れてもらえなかったのは、勉強道具と衣類。
それを言うと、
「いいよ。きっと勉強どころじゃないよ」
「着るものは買えばいいよ」
...何と言うことを。我が子ながら情けない。

そして準備万端で、気もそぞろ、12:30を机の下で迎えましたが...
無事に何事もなく問題の時刻を過ぎ、そして一日が終わりました。

今回は何もなく、こんなにのんびりしたことを言っていられますが、
世界や日本のあちこちで地震の被害が現実に起きているのだから、時々、このように
いざというときの準備をするのも大切なのかもしれません。
子供たちに刺激され、平和に甘んじている自分をちょっと反省する機会になりました。



IMG_8955.jpg週末、高校の同窓会があり、撮影係と画像をウェブアルバムにアップする係を担当しました。

まず探したのは、無料のウェブアルバムサービスです。
幹事の希望は、パスワードがかけられること。掲載期間は1か月くらいでもよい。
そして、おそらくパソコン初心者もいるので、閲覧が簡単にできること。
画面上で見るだけではなく、プリントアウトしたい人も必ずいるはず...

このような条件を満たすサービスがないかを調べました。

いくつかのサービスをネットで調べて、候補のサイトに登録し、本当に条件に合うか、
そして使い勝手がよいかどうかを実際に体験してみます。

結局、あれこれ試した結果、コニカの「オンラインラボ」というサービスを使うことにしました。

当日3人で300枚以上撮影したデータを集め、大きさを調整したり、補正をかけたりしながらセレクトし、100枚くらいに絞ります。
そして、いざ画像アップを始めたのですが...
一度にアップするには、専用ツールが必要らしく、windows版しかないので、仕方なくちまちまと1点ずつアップします。
そして見てみると...なぜかアップした順からさかさまに表示されており、任意の並べ替えができません。わー、やり直しだ。。。
しかも、アップ用の画面とアルバム閲覧の画面、編集する画面等すべての機能の入り口が別々で、相互に行き来ができず、操作をしたまま行き止まりになってしまう仕様になっています。
何かしようとするたびに、元のhtml画面にその都度戻らなければ何もできません。
うー、無料サービスだから仕方ないのか?なぜこのような仕様にしたんだ...と、悶々としながら格闘すること数時間。
ようやく101枚の写真をおさめたアルバムが完成しました。
見た目的には、すっきりしていて、できあがってしまえば、それほど悪くはない感じです。

もしまた今度使うとしたら、最初の経験をもとに、もう少し効率よく作業ができるとは思うのですが、同窓会のアルバムなんて、それほどしょっちゅう作るものでもなし、もう使うことはないかなぁ...。

こういうサービスを使う人は初心者も多いと思うし、そうでなくても、やはり初めて使う人がもっとストレスなく使えるように構成を考えることを心がけるべきだと思います。
やはりUIデザインはとても大切、でも、よくできているUIは気づかないことが多く、ひっかかって初めてUIの重要性に気づくことが多いものだ、とあらためて思いました。



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