nae: 2008年8月アーカイブ

コンピュータの仕事をしていると、手書きなどしないのではないか、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
あ、でも、いきなり画面に向かってしまう人も多いようですね。あくまでも私の場合です。

企画案のスケッチ、レイアウトイメージ、絵コンテなど、必ず手書きから入ります。

私がいつも使っているのは、三菱鉛筆の「ユニ」。だいたい2Bか3Bを使います。濃くてやわらかく、しっかり書けるところが好きです。
以前はシャープペンを使うこともあったのですが、筆圧が弱いせいか、なんとなく自分にはなじまず、やはり鉛筆です。持ったとき、プラスチックや金属ではなく、木のぬくもりが手に伝わってくるほうが、疲れない気もします。

鉛筆は、ドイツのブランドとか、いろいろ試してみましたが、やはり「ユニ」に限ると思います。芯の具合も鉛筆の手触りも、主張してないけど使いやすく書きやすい。「デザインの原点」ともいえるかもしれません。

ペンは、ボールペンがあまり好きではないので、何か表現するときは、水性ペンを使います。ステッドラーの「pigment liner」が好きなのですが、限られたお店でしか売っていないので、見つけると、多めに買い置きします。
写真は古いデザインのものですが、0.05〜0.8mmまでの太さの違う線がそろっていて便利です。用途に合わせて使い分けができるので、いろいろな太さのものを並べて書きます。

最後にもう一つ、オキナの「Project Paper」。これにも長年お世話になっています。
5mmグリッドがちょうどよい。薄いブルーのグリッドの色味も好きです。

あれこれ試して、自分になじむ道具をさがすのは楽しいものです。
仕事用には、使いやすく、飽きない道具を選ぶことになりますが、意味もなく、ぶらぶらキャラクターのパーツがぶらさがった、異常に使いにくいけど、かわいいペンなんかも大好きです。
soft.jpg感動的な夜が二晩続きました。
オリンピックのソフトボール決勝と陸上男子400mリレーを、たまたまライブで見たからです。

いい試合は、その競技のことをよく知らなくても、見ごたえがあります。
試合中の緊張感と、勝利の瞬間の選手たちのすがすがしい表情は、どんな競技も同じように
すばらしい。

試合が始まる直前の絶対に勝ちたいと思う気持ちと、だめだったらどうしよう、という不安。
選手の気持ちが伝わってきて、見ているほうも緊張します。
試合が始まると、選手は試合に集中しますが、一方の観衆は、試合前の気持ちをひきずったまま、いけるかも、だめかも、とハラハラしながら状況を見つめます。

そして決着のついた瞬間。
選手の気持ちと、観衆の気持ちがひとつになります。

スポーツ観戦の面白さは、やはりなんといっても筋書きのないドラマであること。
絶対にメダルがとれると前評判の高い選手が、悔し涙を流すこともあり、
あと一歩のところで届かないこともある。
到底メダルには届かないと思われていた試合で、自分の実力以上のものが出せる選手もいる。
ほんとうになにが起こるかわかりません。
そのドラマは、短い試合時間の中に凝縮された、人生そのもののようです。

人生でも、努力しても報われないこともあるし、夢がかなうこともあるけれど、それは
皆通過点であり、明日からまた、次の目標にチャレンジしていかなければなりません。
見ている私たちは、選手の気持ちに自分自身の日常を重ねあわせて、勇気づけられると
思うのです。

私たちのように、デザイナーやものをつくる仕事をしている人は、スポーツの世界とは
かけはなれているように見えるかもしれませんが、それを仕事としている以上、挑戦が
あり、勝負する瞬間があり、つらい試練を耐えなければならない時もあります。
...というか、そういう気持ちで取り組んでいかなければ、生き残っていくことはできない
と思います。

今週末でオリンピックも終わってしまいます。
次は4年後...はたと現実に戻り、自分の4年後の歳を考えると恐ろしい。
でもそのときに、今よりも老けるのではなく、成長した自分であればいいな、と思います。

arumajiro.jpg
伊豆バイオパークの「わくわくふれあい広場」はすごい!

ウサギやモルモットはもちろんのこと、アルマジロやハリネズミ、カピバラにまでふれあうことができるのです。

こんなに珍しい動物をさわれるなんて...と大興奮!早速、アルマジロとハリネズミを抱っこしました。
抱っこといっても、アルマジロの場合、ボールのように丸まってしまうので、手に持つっていう感じ。
ハリネズミも、おしりをまるめるようにして抱っこしてあげてくださいね、と係のおねえさんに言われました。トゲトゲはさほど痛くなく、針というより、太くて堅い毛という感じです。

ほかにも、アヒルやペリカン、おしゃべり上手なアオメキバタンなど、鳥たちものびのび過ごしています。

そして、永遠の癒しのアイドル、カピバラ。
さすがに抱っこはできないとしても、めったにカピバラにさわることなどできないので、なんとかしてあの毛にさわってみたい!と手をのばすと、さっさと逃げてしまいます。

係のおねえさんの話によると、カピバラは、とても恐がりな動物なので、あまりさわられるのが好きではないそうです。
3匹の親子たちは、連れ立って広場のすみっこの小屋のうしろに隠れてしまいました。

でも、あまりにも私たちがカピバラにさわりたい、と騒いでいるので、おねえさんが餌やりの手伝いをさせてくれました。

もぐもぐ食べる姿がかわいい!大好きなカピバラに餌やりができるなんて...もう、大感激です。背中をそっとさわると、見た目の通り、ちょっと湿っぽく、ごわごわした毛でした。

バイオパークがもっと近くにあったら、しょっちゅう通いたくなるような、それは楽しいふれあい広場なのでした。

kapi.jpg














IMG_0509.jpg北軽井沢の農園でとれたルバーブ、ズッキーニやとうもろこしを♪★がおみやげに持って帰ってきました。

二人分なので、ルバーブはかなりな量。ズッキーニは一つだけど巨大。
新鮮なうちに料理しようと思い立ち、夜中だけど、ルバーブのジャムを作ることにしました。

しかし、軽井沢でルバーブジャムを食べたことはあるけれど、生の状態で見たのははじめてだし、ましてやジャム作りなんて全く未経験。

作り方を調べると、本にレシピが載っていました。でも、ほんの数行で終わっていて、なんだか不安。

IMG_0513.jpg
1)ルバーブをざく切りにして鍋に入れます
2)砂糖をルバーブの80%程度入れます
3)全体のかたちがなくなるまで煮ます

それだけです。本当にうまくできるのかなあ。水は入れなくて大丈夫なの?

半信半疑で指示通りにしたところ、ルバーブ自体から大量の水分が出てきて、ぐつぐつといい具合に煮込めているみたいです。

20分〜30分ほど弱火で煮込んでいたら、原形は完全にくずれて水分もなくなってきました。

いちおうジャムっぽくはなりましたが、砂糖が少し多かった感じなので、今度は少し控えめにしてみようと思います。

続いて調子に乗ってきたので、ズッキーニでラタトゥイユを作ります。

ちょうど冷蔵庫にナスとピーマンと、ホールトマ
IMG_0515.jpg
トの缶詰があったので、それを炒めて煮込みます。

しかしズッキーニがものすごい大きさ!
昔、ズッキーニの栽培に失敗してベランダをジャングルにしてしまったことがあるので、ちょっとした思い入れがあります。

ラタトゥイユは、素材のうまみを楽しみたいので、あまりなにもせず、様子を時々見ます。

そして、全体がしんなりしてきたので、粗びきコショウと塩をぱらぱらして完了。

真夜中のキッチンに北軽井沢の空気が漂ってきました。





爬虫類が昔から大の苦手でした。特にヘビ。
写真を見るのも嫌で、ヘビの写真が写っているページはクリップで止め、ヘビ革のベルトを間違えて買ったときは、お店に返しに行くほど。

ところが生き物がなんでも大好きな★♪は、分け隔てなく爬虫類も大好きで、「かわいい!」を連発しながら、図鑑をうっとり眺めています。
そしてとうとうある日のこと、上野動物園の「爬虫類とのふれあいコーナー」に連れて行くことになってしまいました。

DSC00024.jpg
爬虫類館にできた特設コーナーは押すな押すなの大人気で、ディズニーランドの行列待ちのような長蛇の列。30分ほど待つと、7〜8種類のヘビやトカゲにいよいよご対面。
飼育員のひざに抱っこされたニョロニョロのヘビや珍しいトカゲ君たちをなでなでできて、★♪は大喜び。

最初は写真を撮ってあげるから、と尻込みしていた私も、みんながあまりにも自然に爬虫類と仲良くしているのに刺激され、ついにアカダイショウにさわってみることを決意。

ヘビはがさがさで冷たい、との予想に反して、アカダイショウくんのお肌はとてもすべすべ、つるつるでほんのりと体温が伝わってきて、「生き物なんだ」と感じることができて、ちょっと感激。
体の表面を一瞬触っただけなのに、命のある生き物だということがはっきり感じられました。
まだまだ好きにはなれないけれど、少しだけ身近に感じることができた、ヘビくんたちとのふれあいでした。

さて、上野動物園では、今年も「真夏の夜の動物園」を開催するようです。
8月12日から17日まで、東園は19時まで、西園は20:00まで開園しているので、夜の動物達の姿を観察できるほか、さまざまなイベントが開催されます。

おすすめは、夜行性の動物の多い、小獣館。以前行ったときには、飼育員の方々が、いろいろな動物の説明をしてくれて、アルマジロやハリネズミなどにも触ることができました。(今年できるかどうかはわかりません)
爬虫類館での恒例の「ヘビとトカゲがこんばんは!」や「園長の夕暮れトーク」をはじめ、「コウモリにスイカのプレゼント」「ハクビシンとマレーヤマアラシ観察」など、興味深いイベントがいろいろあります。

不忍池のほとりには、ビヤガーデンも開設され、親子で夏の夕暮れを楽しむには、もってこいだと思います!

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