バンダイから人気武将の弁当箱の発売が発表されましたね。

うわさに聞いて、どんなのだろう?真田幸村は赤いのかな?と想像していたのですが、意外とふつうな感じでした...。でも、実際に毎日使うと考えると、ふつうな方が使いやすいのかな。
1段タイプ、2段タイプと大きさはいろいろあるようです。

私は、ニュース写真にうつっている中身のほうの戦国キャラ弁が気に入ってしまいました。
家紋型の巻物とか、よくできていますよね。ピックもかわいいし。
できれば「愛」のマークは、海苔を根性で切り抜いてほしかったなぁ...。

さてさて、武将さんのトリをしめるのは、やはり我らが徳川家康サマ。

ieyasu.jpg
タヌキ親父とか、いろいろ言われているのは、信長さん、秀吉さんが築いてきた天下統一を我がものにし、幕府をひらいたから、「おいしいトコ取り」みたいな感じでずるがしこいイメージになっているのでしょう。

でも家康さんは意外と小心者で、へたれるときはへたれる人だったようですね。

この三方原合戦の絵は、敗戦で憔悴しきった家康さんを描いたもので、戦を肝に銘ずるため、この絵を掲げていたと言われているものです。

当時の肖像画といえば、日本でもヨーロッパでも、自らを誇示するようなものが多く、きりりと正装してポーズをとったような肖像画ばかりですが、そんななか、こんな自分の絵を描かせたということはすごいと思うのです。
さらには、自分を戒めるためにこれを掲げていたというのですから、とても自分に厳しい人だったのですね。

画家が、自分の精神的な葛藤の表現手段として、苦しい状況の自画像を描くことはあると思うのですが、(ゴッホとか。)偉い人が、へたれた自分をわざわざ描かせるというのは珍しいんじゃないかなぁ。
強い自分、カッコいい自分に酔うのでなく、自らを戒めながら冷静に世の中を見ていた家康さん。ずるがしこいタヌキ親父、という軽い形容は似合わないなあ、と思ってしまいます。

おかげさまで「戦国でQ」は総合21位をキープしています。
このような地味なゲームを買っていただいて、みなさまありがとうございます。
このゲームが、戦国武将さんたちの生きざまを知るきっかけになれば、うれしいです。

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