恵比寿ガーデンプレイスの中庭に毎年設置されるイルミネーションは、バカラのガラスのシャンデリア。
パーツが8000ピース以上もある、世界最大級のシャンデリアだそうです。
私はこっちのアングルから見るのが好きです。駅から来ると、シャンデリアの裏に回った位置。
シャンデリアを囲むガラスの巨大ウィンドウ越しに、ライトアップされた並木が見え、奥にはブルーのライトで飾られたクリスマスツリーが見えて、とてもゴージャスです。
バカラのグラスは重たいので、シャンデリアもさぞ重いんだろうなあ、と思ったら、1.5トンもあるとのこと。
どうやって吊るすんだろう。
毎年クリスマスになると、ここに設置されるけれど、季節はずれのときはどこにしまっておくのかな?
変なことばかりが気になります。
シャンデリアというと、思いうかべるのはディズニー映画「美女と野獣」のダンスシーン。
ベルと野獣が手をとりあって踊る部屋の天井に豪華なシャンデリアが下がっている、あのシーンです。公開当時、このシーンの3D映像表現がとても話題になりました。
私も、3Dの作り込みの素晴らしさに感動したものです。
確かに、この細かいガラスのパーツを手描きで描いてアニメーションにするのは不可能に近いかも、と、実物のシャンデリアを見ると納得します。
とはいえ、たとえ3Dであっても、小さなたくさんのパーツと光源、その反射の美しさを出すのは至難の業だったことでしょう。
デザインをするときでも、透明感がほしい、とか、光る感じを出してほしい、という要望が時々あります。白バックに白いモチーフで、光の表現を、と言われたときは、とても苦心しました。
やはり光は闇のなかで目立つもので、シャンデリアやイルミネーションが美しいのも、夜だからこそ、ですものね。