ハロウィンの季節になると、毎年かぼちゃや魔女、コウモリや幽霊などをアレンジしたお菓子やグッズをあちこちで見かけるようになります。
本当は怖いはずのアイテムが、ユーモラスにアレンジされたパッケージが店頭に並んでいるのを見ると、日本人には本来無縁の行事と思いつつも、かわいさに惹かれて、ついつい買ってしまうのです。
これは外出の帰りに、駅の地下通路に漂う甘いクッキーの匂いに誘われて買ってしまった「ステラおばさんのクッキー」のギフトパッケージ。こういうパッケージを作るのは楽しいだろうね、などと話しながら、夕方のおやつタイムを楽しみます。
ハロウィンといえば、今やオレンジと黒、とイメージがすっかり定着していますが、ハロウィン発祥の地であるイギリスやアイルランドでは、昔はオレンジ色のかぼちゃではなく、「ターニップ」というカブをくりぬいて顔に見立てたランタンをつくっていたのだとか。(今でもカブでつくっているところもあるようです)
白い顔のランタンは、かなり怖そうです。
「おおきなかぶ」という絵本はロシアの有名なお話ですが、ヨーロッパの人にとって、かぶは大きくて重たいものなのですね。
日本でも、お盆のときに、地方によっては、茄子ときゅうりを牛と馬に見立てて、送り火や迎え火を焚くことがありますが、野菜を加工してお祭りに使うという発想は、国が違っても似ている感じがします。
それなら...ハロウィンの向こうを張って、日本オリジナル「ナス牛」「きゅうり馬」などのキャラクターを使った「お盆クッキー」なんていうのがあってもいいかも?