icc_1.jpgiccのキッズプログラムの一つとして展示されている『君の身体を変換してみよ展』。子供番組の『ピタゴラスイッチ』の制作に携わっている佐藤雅彦研究室が関わっているだけあり、面白いものでした。身体感覚の機能やズレをインタラクティブに表現し私たちの感覚情報の受け取り方を考える、という展示です。画面の中で自分と連動する形が動く作品が多いのですが、普段の身体感覚とギャップがあるものだったり、変な動きをするものだったりと、慣れない感覚に自分の身体の一部が違う生き物になっているような不思議な気分が味わえます。

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写真は「ミクロ人間修行」という作品の一部。60倍まで拡大できるカメラで手元を映し、画面を見ながら極小サイズの紙に文字を書き込んでいくものです。カメラを通して文字を、それも極小のを書くというのは、普段文字を書くときとペンの動かし方と大きく異なっていて思ったように書くのは結構大変だったりします。これをやっていると、自分がいかに普段経験や記憶、思い込みによって身体を動かしているかを実感します。
さすがにキッズプログラムだけあって、親子連れが多いのですが、中には親が夢中になりすぎて、子供ほったらかし、なんていう場面も。。。
親子で楽しめる展示なので夏休みにお子さんを連れて行くのにおすすめです。また、オープンスペースでも岩井俊雄さんの「TENORI-ON」を始め、たくさんの展示を見る事ができます。

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