2008年7月アーカイブ

時計草

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IMG_0481.jpgいったいなんという名前の花なんだろう、と気になっていたこの花。

花びらから、雌しべや雄しべが何段階にも飛び出している、不思議な花。しかも、なぜ雄しべが向こう側むいているの?

図鑑で調べてもなかなか見つからず、ネットで調べると「時計草」だということが判明!

...う〜ん、なるほど!

紫色の雌しべが時計の長針、短針、秒針ってわけね。なんとこの部分は、雌しべの先が3本に分かれているのだそうです。

そして、その下は逆さまを向いた雄しべ。
実はこの雄しべ、花が咲いたときは、普通の花と同じように上を向いているのだけど、10分くらいでひっくりかえってしまうのだとか。

自家受粉を避けるためにこんな風になっているらしい、と書いてあったけど、その10分の間に虫が来て花粉を運んでくれなかったらどうするのかな。

...そして、インパクトのある花だけでなく、つる科植物なので、くるくるきれいにカールしたまきひげがついていたり、葉っぱも小さなヤツデみたいだったりと、パーツすべてが、興味をそそられるかたちをしています。

IMG_0500.jpg
つるの途中には、何ヶ所も「ここから出ます」という目印みたいな、小さな葉っぱのようなものがついており、その場所からは、花、葉っぱ、まきひげの3種1セットが延びています。
どの節からも必ずそのセットが出ていて、その姿は
なんともかわいらしいです。

明日から8月!
「時計草」は夏の雰囲気いっぱいです。

sunset2.jpg今回のヒルトップサンセットは思わずすごい!と声をあげてしまうような強烈な光景でした!
皆で仕事の手を止めしばし鑑賞&撮影会に...。
この日は夏には珍しく、いつもはかすんで見えない富士山やその周辺の山かげがうっすらと見えて風景に凄みが増しています。
時間がたつにつれ刻々と変化する様はまさに圧巻。最後にはこんなに赤くて本当に大丈夫だろうか、と心配してしまうほどの真っ赤な空。
昔、蛍光色の絵の具を見て、なんて不自然な色!こんな色自然の中にはない色だろうからきっと人間が勝手に作った色なんじゃないかと子供時分に思ったのですが、そういえば自然の中にもちゃんと蛍光色ってあったんだ!と妙な感慨を覚えました。
本当は茜と水色と黄色の混じったような微妙な色合いとか素敵な色がたくさんあったのですが、やはりカメラの性能と腕もあって、目で見たようには撮れないのが悔しいところです。まあ、そのために記憶と目があるのだな、とも思い、代わりにしっかり記憶に刻んでおきました。
先日、お台場にある日本科学未来館に「予感研究所2」という
展示を見に行きました。

この展示はデジタル技術を使った映像、音楽、ゲーム等の作品、
そうした作品制作の基になるアイディアを生み出すための技術手法や、
芸術を理解する人々の仕組み等を研究している研究者の方やグループの
成果の発表の場という感じなのですが、学生や研究者の方々の様々な作品が
展示してありました。

個人的に気になったのは橋本典久さんの「全天周と極小領域映像を扱うための
入出力機器の研究開発」と三谷純さんの「折紙のデジタルアーカイブ構築のための
基盤技術とその応用」です。

橋本さんの方は、高解像度人間大昆虫写真と、それらをインタラクティブに
閲覧できる作品を展示していました。
越後妻里アートトリエンナーレ2006の時の展示の写真を見て、存在は知っていたのですが、
昆虫写真の実物を見て、あまりの大きさと美しさに度肝を抜きました。
昆虫のチョウの翅ははまるでペルシャ絨毯かマダムがよく持っているタオル生地の
ようでした。
昆虫の光沢、質感、構造等、写真ではあるけれど図鑑で小さな写真を見ただけとは違い、
かなりよく見えるので、すごく面白く、興味津々でした。

三谷さんの方の展示は、折り紙の「展開図パターンと造形 」の実物が展示してあったの
ですが、この展開図からこの形が出来るのか!といったものが多く、興味深かったです。
複雑な展開図なのに、どうやったらこんなキレイに折れるんだろう・・・とかなり疑問
でした。
展示の横に、持ち帰って折れる用の折り紙が置いてあったので、早速帰宅後に
折ってみたのですが、山折谷折りの線が多く、単純なパターンではあるのですが、
結構手こずりました。。。

折ってみたものが3番目の写真です。
(展示してあったようにキレイに折れず・・・)
折り紙をこんな折り方で折ったのは始めてだったので、出来上がってくる形の
意外性が新鮮でした。
折り紙は子どもだけではなく、大人も全然楽しめるのですね!

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展示は7/30まで日本科学未来館でやっているので興味がある方は是非行ってみてください。


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右の写真はなんでしょう?

あるものを200倍で見た写真です。



ヒント...

1番上は野菜

2番目は冬になると大活躍

3番目はスープの友

...答えは最後のお楽しみ!



デジタル顕微鏡「Dinolite」を使って、いろんなものを見てみたら...これがとってもおもしろい!

なんといっても便利なのは、パソコンに顕微鏡をUSB接続し、画面にそのまま画像を映すことができるので、みんなでワイワイいいながら、一緒に楽しめること。

そして、画像を保存すれば、このように簡単に画像を2次利用することができます。

顕微鏡といっても、太いペンのような感じなので、手軽にいろいろなものに当てて拡大して見ることができ、虫眼鏡に近い手軽さです。
また、当てる部分にライトがつくので、きれいにうつります。
ただし、明るすぎて、コントラストが強くなり、ちょっと色がわかりにくいという難点がありますが...。

作っている会社は台湾のANMOというメーカーのようです。

顕微鏡というと、プレパラートにはさんだりする準備が大変とか、一人しか見ることができないとか、見たものをスケッチしないといけないとか、面倒なイメージがありましたが、こうやって手軽にいろんなものを見ることができると、ミクロの世界への興味も広がりそうです。

さて、画像の答えですが...

1番上はきゅうり、2番目はフリース生地、3番目はステンレスのスプーン でした!

きゅうりは、みずみずしいねえ。フリースはこんなに繊維が細いんだぁ。スプーンはこんなに傷だらけだったとは!いかにも使い込んだ感じだね...と、みんなで驚きながら、身の回りのものを見てみると、とても楽しいです。


授業の採点をしています。

学生の作品の説明と、まとめのリフレクションを読みながら、彼ら、彼女らがどんな風に課題に取り組んできたのかを再確認します。

自分が学生のときには、気づかなかったけど、教員側には「ここを理解してほしい」「これに気づいてほしい」「本人にしかできない表現に取り組んでほしい」など、いろいろな思いをこめて授業を組み立てています。

授業のねらいがきちんと伝わった上で、質の高いものを制作できるかは、教える側の責任でもあるので、単に結果の良し悪しだけでなく、総合的に見ていきます。

そんななかで、ひとりの学生が、「気づきの瞬間」についてこんな風に綴っていました。

「...... これにやっと気がついたのが、最終プレゼン前日の夕方で、それが、ノートに散々と思考を巡らしていた日々と、ようやくおさらばできた瞬間でした。『こういうことか!』とニヤニヤが止まりませんでした。この辺のことを語り出すと止まらないので、省略します。」

その学生の最終プレゼンは、自信に満ちていて、表現することが楽しくてたまらない、といった感じのプレゼンでした。気づいてからは、おそらく目を見張るような早さで、制作を進めて仕上げていったのでしょう。内容も一晩で仕上げたとは思えないほど充実していました。

学生の間に、深く考えて、悩んで、試行錯誤を続けて、なんとかして与えられた問題を解決しようと努力することを重ねた人は、とても強くなれると思います。

だから、私は、「いっぱい考えて、いっぱい悩んでね。」と学生達に言います。

悶々と悩み抜いた末に、「これだ!」と思えた瞬間ほど、満ち足りた気持ちになれることはないのではないかと思います。算数の難しい問題が解けた瞬間にも似ているかもしれません。

そして、こういう学生達の姿を見る事が、何より私の喜びでもあります。
sunset.jpg
最近は日が長くなって、暑さもさることながら、めっきり夏な感じですね。明るいままだと時間の感覚がつかめなくて気がつくと仕事終わりの時間だったりと、時間においてけぼりをくらったような妙な気分になります。
梅雨が明けて最近楽しみなのは夕日。会社の窓からは、ビルが高いせいもあって、見事な夕日が拝めます。それは仕事の合間に時折手を止めて眺めてしまうほどの時も。
この時期だと、かすんでしまって、見える事は少ないのですが、空気が澄んでいる冬には富士山もみえたりするんですよ!そしてがんばれば東京タワーもちらっとみえる位置にあったりもします。
そう、夕日はとっても素敵なんですが...反対に差し込む日の強さに制作室の温度がかなり上がってしまうという弱点もあったりするのです。しかし、この夕日ならちょっと暑くてもいいかな、なんて一日の終わりには思ってしまったりもします。それに暑いと終った後のお酒も美味しいですしね!

banner_square.gifこのところの暑さで、ひしひしと感じる地球温暖化の脅威。

「チーム・マイナス6%」は、温室効果ガス排出量を1990年から比べて6%削減することを目標に、環境省が提唱している国民的なプロジェクトです。

今回、GYROは、この「チーム・マイナス6%」のチーム員の仲間入りをすることになりました。

「チーム・マイナス6%」のアクションプランは、それほど難しいものではありません。
日々のちょっとした気遣いが積み重なれば、大きな削減に繋がるというものです。

1,冷房は28℃、暖房は20℃に設定しよう。
2.蛇口はこまめにしめよう。
3.エコドライブをしよう。
4.エコ製品を選んで買おう。
5.過剰包装を断ろう。
6.コンセントから電源をこまめに抜こう。

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私たちが、会社で早速実践しているのは、エコバッグを持参すること。
お昼を買いに、会社の近くのスーパーやコンビニに出かけるとき、必ずエコバッグを持って行くようにしています。マイ箸も会社に置いてあるので、お昼を買うときには「レジ袋とお箸はいりません」とお店の人に伝えます。

これが習慣づいてくると、レジ袋がとても勿体ないものに思えてきて、週末の買い出し用にも大きなエコバッグを使うようになり、意識の変化の大切さをあらためて感じます。

私たちは、環境問題のコンテンツを作成したことをきっかけとして、地球環境の深刻な状況を知り、何か自分たちにもできることはないか、と考えてきました。

「かたちライブラリー」も、間接的ながら、地球上のさまざまな動物や植物の美しい姿を伝え、デザインに活用することによって、少しでも動物や植物を守ることに繋がれば...という願いをこめて制作されています。

これからは、「チーム・マイナス6%」のチーム員として、私たちなりにできることをしていきたいと思います。



理想の・・・

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目黒にはインテリアショップがたくさんあります。
夜遅くまでやっているお店も結構あるので、会社の帰りに
ふらりと立ち寄ることもしばしば。

お店によって扱うインテリアの製品が様々なので、お店の雰囲気も
全然違い、大きいお店から小さいお店まで色々なお店があります。

先日はインテリアショップの中でも結構有名らしい「Karf」という
お店に立ち寄ってみました。

このお店は山手通りと目黒通りが交差するところにあり、建物も
お洒落で大きいので、ひと際目立っていて以前から気になっていました。

19時で閉店なのですが、閉店の少し前に入ってひと通り3Fまでぐるりと
見てまわりました。

もうため息が出るほどセンスの良い家具がずらり。
木製のものが多いせいか、無機質でかっこいい家具というより、新しい家具でも
あたたかみのある家具が多い印象でした。

普通っぽく見えるタンスでも、引き出しの取っ手が絶妙な角度で付いていて、
技あり・・・!という感じでした。

他にもフロアごとに様々な商品が置いてあるのですが、個人的に気に入ったのは、
3Fのキッチンエリアにあったタイルのキッチン。
ガラスモザイクタイルの色がとてもきれいな色で、シンクもステンレスではなく、
陶器で出来ていて懐かしい雰囲気。
とってもステキだったのですが、お値段もやはりhighな感じでした。

う〜ん、いつかあんなキッチンや家具のある家に住んでみたいものです。。。

只今セール期間中のようですので、家具好きの方は是非お立ち寄りくださいませ。


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そのうち目黒五十番のことを書かなくちゃ始まらない、と思っていました。

制作室から目黒通りをはさんだところにある、手づくり肉まんの専門店で、私たちも時々お昼を買いに行きます。

肉まんがなんといっても巨大なので、一個で充分お腹いっぱいになります。
一個の値段は、300〜600円くらいで、肉まんとは思えないほど高いのですが、お昼一食分と考えれば、まあそんなものかも。

中身のボリュームはぎっしり。皮も、甘味のあるしっかりした生地なので、ビッグマック1個分くらいのボリューム感かもしれません。

肉まんの種類は25種類もあるそうですが、ふつうは冷凍されているので、お昼にテイクアウトで買えるのは、日替わりで5種類程度です。
日替わりといってもだいたい決まっている感じで、まだ店頭でお目にかかったことのないものもあります。
よく出ているのは、ふつうの肉まん、椎茸まん、ザーサイまん、角煮まん、時々五目まんとか、エビチリまん...といった感じかな。

いつでも25種類温めてくれたら、いろいろ選べていいのになあ。それがちょっと残念です。

そのほか、杏仁豆腐がとてもおいしいです!クコの実の入った、甘くていい香りのソースを、プリンのように固まった杏仁豆腐にかけて食べるのですが、さっぱりしていて、今の季節のデザートにはぴったりです。お試しあれ!


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なんだかバタバタしていて、ポトスに水をやるのを忘れていました。


ポトスの置いてある棚は、日がよくあたるので、土が乾いて、葉がへなへなにしおれています。


ふと気づいて「ごめんごめん」とじょうろで水をやります。


・・・そのとたん。


今まで元気なくくすんでいた葉がみるみるうちに輝くような黄緑に変わり、しおれた茎がピンと張り、見ている目の前でどんどん生気に満ちてくるのがわかります。


よっぽど喉がかわいていたんだなぁ。


まるで早送りのビデオを見ているみたい。


植物は自力で動くところがなかなか目に見えないので、生き物だということを実感しにくいけれど、こうやってまさに「動き」を感じるところに出会うと、感動的です。


時計の短針が動いた瞬間を目撃すると、ちょっと得した気分になるのと似ています。



たこ焼きデー

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taco1.jpg制作室の近くには、有名人も訪れるらしい、"頑固蛸"という有名なたこ焼き屋さんがあります。前から気になっていたこのたこ焼き屋さんのたこ焼きを食べてみよう!という話になり、昨日のお昼は頑固蛸まで買いに走り、たこ焼き祭りでした。
たこ焼きにキムチがのっかったキム蛸、醤油味のたこ焼きにネギが山ほどのっかったネギ醤油、ふんわり卵をのせソースがかかったたこ玉、大根おろしとポン酢がかかったおろしポン酢味の4種のたこ焼きと各々持ち寄ったおかず、の盛りだくさんなお昼。


taco2.jpg若干自分たちの胃袋を過信していたこともあり、腹12分目な具合でふうふういいながら午後の仕事に向かうことになりましたが、一度揚げているというたこ焼きは、表面がかりかりとしていて大変美味しゅうございました。食べた中でのおすすめはかりかりが一番実感できるネギ蛸とふわふわ食感のたこ玉。他にも変わった味があるようで全制覇に燃えたくなるお店です。


himearu_b.jpgかたちライブラリーを制作するにあたって、生き物の図鑑や写真資料を見る機会が多いのですが...その中でおかしな生き物に出会うことがしばしばあります。
今回はこの子、ヒメアルマジロ。
世界最小のアルマジロらしいのですが、半分に割ったタケノコをひっかぶったような背中の下にはフサフサの白い毛。さらにはモグラの手までついている...なんだこれ!?ほんとにこんなのいるの?と騒然となったのですが。


himearu_a.jpg 図鑑にはイラストしか載っていなくて、初め見たときは、あまりの珍妙さに省略して適当に描いてるんじゃないかとすら思って図鑑を疑ってかかってました。で、写真を求めてネットで画像検索してみると...。
本当にこんなでした!
実際どんな動きをするのか、あのフタのようなお尻は一体なんのためにあるのか、妄想が広がります。調べてみると、動画はなく、動き方は不明なものの、あのフタ尻はどうやら本当にフタをするためのものらしいです。敵に追いつめられたときに、穴に潜ってフタをする、とのこと。お尻が固いってどんな気分なんでしょうか。生き物って不思議。

英名では、Pink Fairy Armadillosという名で、確かにかわいくはあるのですが、タケノコみたいなヒメアルマジロが桃色妖精だったり、ムーミンが妖精だったり、外国の妖精観というのはこれまた不思議なものです。


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朝日新聞の土曜の夕刊に、「友近独壇場」という

コラムがあります。

今日の話題は、世界のナベアツ症候群について。

今やテレビで見ない日はない、「世界のナベアツ」の

ネタ、「3の倍数と3のつく数字の時だけアホになる」

「5の倍数の時、犬っぽくなる」が流行っているおかげで、小学校低学年の子供たちが

マネをするため、算数の授業が混乱気味だとか。

友近さんは、この現象を混乱と思わずに、この好奇心を教育現場で利用しなきゃと思う、

と書いています。

たとえば、社会の授業で「信長のしたことは、気短に勇ましく言う」

理科の授業では「塩酸や硫酸の劇薬の特徴は激しく恐ろしく言う」など、

イメージと表現を合わせることで、色んなことを楽しみながらゲーム感覚で覚えることが

できるし、その表現自体を子供たちに授業で発表させたら、表現力も豊かになると

思うんだけどなぁ、ということなのですが...



こういう考え方、とてもいいですね! 大好きです。

実際の教室の先生方はたいへんだと思いますが、なにかを知ったり覚えたりするときに

いろいろなきっかけがあっていいはず。

お笑いのネタをそのまま授業に使うということではなく、こういう考え方を教育に応用

することも、教える側の工夫のひとつだと思います。

正直、最初にこのネタを見たとき、「3の倍数」「5の倍数」の時、間違えずに

スラスラと他のものになれるナベアツさんはすごい!と妙に感心したものです...。






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河合隼雄「物語とふしぎ」(岩波書店)を読んでいます。

あるきっかけで、この本の引用文を読み、心を

つかまれた気がして、本を注文しました。

その一節には、このようなことが書いてありました。

ーーーーー

子供が、せみの鳴き声を聞いて、お母さんに、
せみが何故鳴いているのかをたずねる。

お母さんは、答えを言わずに、「なぜでしょうね」と逆に問いかける。

すると、子供は、「せみはお母さん、お母さんと呼んでいるんだね」と言って、
自分の答えに満足する。

これは、科学的には正しい答えではないかもしれないけれど、
子供が自分なりに見つけた「納得のいく答え」であり、そこには、物語が生まれている。

ーーーーー

人がふしぎに思う気持ち、疑問をもったときに、この現象を説明する方法に、

「自然科学」があります。

近代の人は、この、自然科学によって世界を見ることに心をつくしてきたけれど、

この方法は、ややもすると、人の心の中のことや、人と世界のかかわりを無視する

ことになる、と筆者は述べています。



確かに、自然科学によって人の疑問に答えることは、とても魅力的なことですが、

世の中の現象には、いろいろな側面があり、1+1=2 とばかりはいかないことも

たくさんあります。

人は、何かを理解するとき、気づかぬうちに、客観的な事実と、その人ならではの

イメージや「物語」をまぜあわせているのかもしれません。

子供のうちに、客観的な知識を吸収することも大切だけど、自分のなかで

「物語」を組み立てていくことができるようになることも、同じように大切なこと

なのだと思います。

それが、想像力や創造力につながっていくに違いありません。




おそらく、このことは、以前からもやもやと私自身の中で感じていたことなのですが

そのもやもやを、この本でスパッと「こういうことでしょ?」と、竹を割ったように

見事に指摘された感じがします。このスッキリ感は、そうしょっちゅうあるものでは

ありません。



本の続きを、まだまだ読んでいきます。

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高精細イラスト素材集「かたちライブラリー」シリーズ新タイトル
『動物(3) アジアの哺乳類』、『魚(2) 珊瑚礁の魚』
の2タイトル、本日発売です!

夏にぴったりの素材集ですので、大活躍間違いなしです!

ベクトルデータのリアルなイラストは、起こすとなると大変だし、
なかなか他の素材集では見つからないと思いますので、
お手元にあるとかなり便利だと思います。

シルエットのベクトルデータも入っていますので、
様々なデザインワークに重宝するかと思います。

是非、皆様のお役に立てれば幸いです!


Wa・Bi・Sa

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wabisa02.jpg wabisa01.jpg

わたくし、昔から『ヨックモック』のお菓子が大好きなのですが、
そんな老舗洋菓子メーカー『ヨックモック』のスイーツブランド
『Wa・Bi・Sa』がリニューアルオープンしたそうです。

『Wa・Bi・Sa』は簡単に言うと和風の洋菓子だそうなのですが、
少し前にネットの記事で『Wa・Bi・Sa』のお菓子が紹介されていて、
絶対食べたい!と思っていたところ、先日我が家にお菓子がやってまいりました。

我が家にやってきたのは「香ほろん」というクッキーと「手だてプリン」。

まず、驚いたのは「香ほろん」が桐箱に入っていたこと!
高級感出てますね〜。(←写真は18個入りの桐箱ですが、様々なサイズの
ギフトが出ているようです。)

「香ほろん」は、2cm角くらいのキューブ型のクッキーのまわりに粉が
まぶしてあるものなのですが、和三盆、抹茶、きな粉、黒糖、紫芋、苺、の
6種類の味がありました。
クッキー自体はヨックモックの風味がするのですが、和風仕立てなので、
何とも新しいというか懐かしいような感じがしました。
(固くなく、口の中に入れると崩れるような感じが、どこかの外国の伝統的な
クッキーの食感に似ている・・・)
個人的には和三盆、抹茶、紫芋の3種類がオススメです。

※食べるのに夢中で写真がパッケージしか写っていなくてすみません・・・
 
「手だてプリン」は、抹茶と、和三盆の2種類を食べたのですが、
抹茶好きの私としては、抹茶プリンが今まで食べた(私の中での)
プリンランキングベスト5に入るくらいおいしいと思いました。(大興奮)
味はさっぱり、繊細なお味ですが、プリンが3層になっているため、
様々な食感が楽しめます。
和三盆は底に入っているキャラメルゼリーの味が少し強すぎて、和三盆の
繊細な風味が押され気味な感じがしました。

とりあえず、『Wa・Bi・Sa』のお菓子を食べれて満足でした。
パッケージも中身もお洒落で上品な見た目とお味なので、
贈り物・お土産に最適かと思います!


IMG_8122.JPG今日は、イラストレーターの末延素さんと打ち合わせ。

イギリス留学から帰国して間もない、末延さんのサイトは、ちょっとノスタルジックな世界観。
シンプルながら、触覚的な温もりのある作品ギャラリーが素敵です。

おみやげに川越のチーズケーキ「かわごえ浪漫」をいただきました。こちらです!
甘すぎず、しっとりと素朴でやさしい味わいでした。
ごちそうさまでした!

おいしいおやつは、なんといっても毎日の原動力ですね。

おやつのあとは、名前入り付箋紙の山に興奮気味の末延さんでしたが、しっかり次の仕事のお話もしましたよ。できあがりが楽しみです。

あと2日

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kl_cd.jpg

あと2日で、かたちライブラリーの新作「動物3」「魚2」が発売になります。

無事にCDも完成して届きました。
盤面のシルク印刷がとても発色がよく、鮮やかな仕上がりです。
シリーズも10本になり、並べるとなかなか圧巻です!

このかたちライブラリーは、CDの製造を札幌の会社に、パッケージの印刷を京都の会社にお願いしています。

CDたちは、いろんな方の力を得て、そして、トラックとか、飛行機とか、いろんな乗り物に乗って、いろんなところから私たちの手元に届いたんだと思うと、なんだかワクワクします。

かたちライブラリーは、原画を描くのも、それをトレースするのも手間がかかってたいへんなのですが、さらに時間がかかるのがデータのチェック作業です。
どんな製品でもそうだと思いますが、完成した、と思ってからがまた長い。
「最終版」とマッキーで書かれたCDが、いったい何枚積み上がっていることか...。

今年は、細かくデータをチェックするための制作用確認リストやガイドラインを大幅にバージョンアップしました。見えない部分もきちんと仕上げていきたいという私たちのポリシーの現れです。

全国のいろいろなお客様にお届けできるといいなあ、と思います。




ganguri.jpgナマステー!今回のごちそうさマップは目黒駅から少し歩いたところにあるネパール・チベット料理「カトマンズ・ガングリ」。前々から気になっていたネパール料理の老舗です。顔よりも大きなナンがつくカレー類の他、ニャシャ カチャとかファクシャ バダムとか不思議な響きの料理を頼んで待つことしばし。妙に和風な食器に盛られたランチにはなぜだか箸はつかず茶碗からスプーンとフォークでいただく意外性のあるお店です。味の方はクセ自体はそんなになく、ピーナツソースで味付けをしたというファクシャ バダムというちょっと珍しい炒め物は日本にないマイルドな仕上がりになってました。総じて美味ではあるのですが...ただスープだけは、誤って瓶ごと鍋に落としてしまったんではないかと心配になるほどの黒胡椒が効いていてうっかり三口以上飲むと咳こむ具合。ネパールの方はこんなに辛いスープを普段から飲むものなのでしょうか。ネパールに住むには肝機能が強くないとだめそうです。とはいえこちらの名物であるディナー時の変わった形の餃子も気になるところです。

gochimap02.jpg

dasso.jpg
夕食の時に、ふと気配を感じて見上げると...

なんと、あんなところにカブトムシが!

虫カゴから脱走して、カーテンレールの上でもぞもぞする者約一名。脱走したのは、最初おとなしかったはずの、「ネムブカ」でした。

虫カゴのふたはきちんと閉まっていて、ネットもかけてあったのに、力まかせにふたをこじあけて、出てきてしまったらしいのです。

そういえば、去年も脱走して、そのまま行方不明になったヤツがいたなぁ。。
結局見つからなかったけど、どこかの隙間から外に出て行ったのかな。
hokaku.jpg

でも、ネムブカくんは、脱走したのはいいけど、隠れ場所が悪かったね、と、あっけなく「御用」となり、束の間の「プチ脱走」におわりました。

しかし...

同じ、「茶色の甲虫」なのに、おまえはいいよな、みつかったら狭い虫カゴに戻されるけど、
ゴキジェットを噴射されることはないもんな、というゴキちゃんたちの恨めしそうな声が聞こえてきそうです。

メスだったら、ひょっとしたらゴキジェットかけられていたかもね。


ame.jpgこれ、何に見えますか?

白い紙?板?
いえいえ!これ、飴なんです!!

榮太樓總本鋪」の伊勢丹限定ブランド「Ameya Eitaro(アメヤエイタロウ)」の"板あめ羽一衣"のヨーグルト味です。

先日、新宿の伊勢丹まで買い物に行ったときに、
ずっと気になっていたので、即購入してしまいました。
飴といえば、普通の固い飴、ソフトキャンディー、
水あめ・・・などなど色々種類がありますが、
こちらは初体験の感触の飴でした。

固い板っぽく見えるのですが、固くはなく、サクサクしていて、歯に当たると少し崩れてしまうくらい。

口に入れた瞬間、溶けるような感じで、じわーっとヨーグルトの風味が口に広がります。

他にも6種類の味があり、どれも美味しそうでした。
私はお財布との相談の結果、ヨーグルト味のみを購入したわけですが、みつ状の飴や、
昔ながらの飴など色々売ってて、お金持ちだったら大人買いしたいくらいの感じでした。

・・・なんといってもパッケージがお洒落でかわいいのでオススメです!

「アメヤエイタロウ」以外にも伊勢丹の食品売り場は、どれも本当に美味しそうなものばかりが売っていて、お菓子もお惣菜も全部魅力的でした。

食品売り場を見るだけでお腹いっぱいになりそうな感じなのですが、いつか全店舗制覇してみたいものです。(無理だろうけど・・・!)


そろそろか、と思っていたら、雨の日曜日に6匹のカブトムシがいっぺんに生まれました。
次の日には4匹。まだあと5匹土のなかで眠っています。

親譲りの元気いっぱいのカブトムシたち。
林試の森公園のクヌギの木のところで見つけたカブトムシのつがいは、ものすごい生命力で、去年の夏の終わりに、80個も卵を産みました。

妊婦はお腹がすくんだ、と言わんばかりに、メスはすごい食欲で、いつもゼリーを抱きかかえてシャムシャ食べていました。朝そっとのぞくと、ゼリーに頭をつっこんで寝ていたこともありました。80匹もの子持ちだなんて、すごいたくましい母さんです。

その母さんから生まれた80個の卵たちは、ngnoo宅はじめ、あちこちに嫁入りし、そのうち15匹が残ったわけですが、今のところ生まれたのは全部オス。早速★♪がそれぞれに名前をつけていました。でも、まぜこぜにしたら、全く見分けがつかないので、すぐにわからなくなりそうです。

カブトムシは寿命が1年なので、ひと夏の命。虫カゴ生まれ、虫カゴ育ちの元気なカブトムシたちが、日々どんなくらしをしていくのか、時々レポートしていきたいと思います。

                   *****

さて、かたちライブラリーには、カブトムシクヌギの美しいイラスト素材が収録されています。ぜひご活用ください!

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